恵解山古墳は、古墳時代中期に築造された乙訓(おとくに)地域で最大の前方後円墳です。大きさは全長約128メートル、後円部の直径約78.6メートル、高さ10.4メートル、前方部の幅約 78.6メートル、高さ約7.6メートルと推定されています。周囲に幅約30メートルの周濠があり、周濠を含めた古墳の全長は約180メートルに及びます。
古墳は昭和56年に国指定史跡(指定面積19,496平方メートル)として、鉄製武器などの出土品は平成11年に京都府指定有形文化財としてそれぞれ指定され、平成28年には、恵解山古墳をはじめとする首長墓群が「乙訓古墳群」として国の史跡に指定されることになりました。
<乙訓古墳群構成古墳>
(京都市) 天皇の杜古墳、芝古墳(芝1号墳)
(向日市) 五塚原古墳、元稲荷古墳、寺戸大塚古墳、南条古墳、物集女車塚古墳
(長岡京市) 長法寺南原古墳、恵解山古墳、井ノ内車塚古墳、井ノ内稲荷塚古墳、今里大塚古墳
(大山崎町) 鳥居前古墳