萱振1号墳は府立八尾北高校建設に伴う発掘調査で発見されました。古墳時代前期の一辺約27mの方墳です。埋葬施設は残っていませんでしたが、古墳の裾や周濠から靭形や、盾形、家形など多くの形象埴輪が出土しました。
矢を入れる武具をかたどった「靫形埴輪」は高さ約160㎝の国内最大級のもので、直弧文等の紋様で飾られています。古墳は八尾北高校内に、復元整備されて保存されていますが、現地の古墳に関しては原則公開はしていません。
なお、出土した「靫形埴輪」は、大阪府立近つ飛鳥博物館で展示されており、常設展示室で見学できます。