森将軍塚古墳は、1971年3月16日に国史跡に指定。1981年から11年かけて復原整備が行われ、1992年から一般公開されました。2006年、周辺の3基の前方後円墳と併せて「埴科古墳群」として広域指定されました。
全長は約100mあり、長野県最大の前方後円墳です。有明山から伸びた狭い尾根の上に築かれたため、地形に合わせて「く」の字に曲がった特異な形をしています。後円部中心線と前方部中心線では12度もズレがあります。
科野の里歴史公園内にある「森将軍塚古墳館」では、竪穴式石室の精密模型や古墳に並べられていた埴輪、副葬品などを古墳の上に立った雰囲気の中で見学することができます。また、古墳時代中期頃のムラをイメージした「科野のムラ」では、竪穴住居などの建物群や古代米の栽培もしており一年を通して古代の空気感を楽しめます。
<埴科古墳群構成古墳>
森将軍塚古墳、有明山将軍塚古墳、倉科将軍塚古墳、土口将軍塚古墳