現存墳丘長34mの円墳です。
墳頂には八幡神社が建てられています。
主体部は、胴張りを有する横穴式石室で砂質凝灰岩(シルト岩)による切石切組積みで構築され、羨道部、前室部、玄室からなる複室構造をもち、その規模は全長8.8メートルあります。
この石室は江戸時代中期には開口していたらしく、新編武蔵国風土記にも記載があります。
石室内からの遺物は確認されていませんが、平成22・23年度の修復保存整備に伴う調査で、前室部から小札、鉄器、須恵器片等が確認されました。
また周溝とされる箇所から人物・器材・円筒各埴輪片が出土しており、古墳の築造年代は6世紀後半と考えられています。